風のお話
ねこがね
首をのばして
はなをひくひく
首をかしげて
目を細めるよ
見えない風の
薫りを見つけた
そっとそっと
しずかに吹いてる
やさしいそよ風
お話ししてるよ
知らない国の
知らないお話
ねこがね
はなをひくひく
おみみもぴん

ある朝 きつねのプー太郎が
丘の上から海のはじっこを見ていました。
大きな太陽が空への階段をのぼりはじめ
遊びすぎた星の子たちが大あわてをする
そんな朝と夜とのさかいめの時間です。
両前足には
木の葉2枚しっかり。
ひんやり すきとおった空気の中で
ふかーく 息を吸い ふーっとはきだすと
ぽそぽそ......
「魚だったらなぁ」
それを聞いた からすも賛成しました。
「か か か かぁ〜」